開館20周年を迎えた長崎県美術館で11日に記念のセレモニーが開かれ、小坂館長は「これまで以上に、開かれた美術館を目指す」と述べました。

2005年4月にオープンした県美術館は2棟の建物の間を運河が流れる開放的な構造で、まちや地域と「呼吸する美術館」がコンセプトです。

収蔵品は前身の県立美術博物館から引き継いだ当時の5000点から9000点にまで増え、ことし2月には入館者が700万人に達しました。

小坂智子館長
「これまで以上に地域における役割を果たしてまいりたいと考えております」「美術館を利用される一人一人の皆さまに向き合い開かれた美術館として利用者主体の美術館を形成してまいりたい」

記念展「コレクションの在りか~現在地をみつめて」は美術批評家の須磨彌吉郎が集めた「須磨コレクション」に新たな収蔵品も加え、スペイン美術と長崎ゆかりの美術が柱です。

記念展は常設展示室のフロア全体を使い、厳選した120点を展示していて、12日から23日までは入場無料です。

その後は有料となり、6月29日まで開かれています。

テレビ長崎
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