富山県内の昨年度の企業倒産は「建設業」と「製造業」で増加し、2期連続で増加しました。
物価高騰による業績不振が影響していると見られています。
東京商工リサーチによりますと、昨年度の県内の企業倒産は71件で、負債総額は94億2600万円となりました。
前の年度と比べ件数は減少したものの、負債総額は7.94%増加しました。
産業別では建設業と製造業で件数が増えていて、負債総額も大幅に増えています。
東京商工リサーチでは資材の高騰や人手不足による人件費増などのコストアップが業績不振につながっていると見ていて、加えて技能者不足が深刻さを増して建設業界の苦境が広がっているとしています。
今年度も物価高に加えて金利上昇の影響も懸念されていて、倒産や廃業は増加基調で推移する可能性が高いと見ています。