アメリカのトランプ大統領が相互関税の一時停止を発表したことを受けて、EU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長は「世界経済の安定化に向けた重要な一歩だ」と歓迎の意向を表明しました。
フォンデアライエン委員長は10日、「トランプ大統領が相互関税を一時停止すると発表したことを歓迎する。世界経済の安定化に向けた重要な一歩だ」との声明を発表しました。
その上で改めて「関税とは企業や消費者を傷つけるだけの税金」で、EUとアメリカの間でゼロ関税の協定を結ぶ必要性を強調しました。
EUは前日の9日、アメリカが鉄鋼製品とアルミ二ウムに25%の関税を課したことへの対抗措置として、15日から段階的に追加関税を発動することを承認しています。