2025年4月 コアラの赤ちゃんが顔を出す
2025年4月3日、鹿児島市の平川動物公園で、2024年9月に生まれたコアラの赤ちゃんがお母さんの袋から出てくる「出袋(しゅったい)」が確認された。お母さんコアラのお腹の部分に赤ちゃんコアラの足のようなものが確認できる。

体の一部分を控えめに見せてくれたのは、2024年9月、平川動物公園で、父・アーチャーと母・ピースの間に産まれたオスの赤ちゃんコアラ。

コアラの赤ちゃんは生まれたあと、自力でお母さんのお腹の袋に入り、袋の中で半年間ほど過ごす。
そして4月3日、コアラの赤ちゃんが袋から顔を出す「出袋」が確認された。

タイミングがよければ顔をのぞかせてくれるかも!?
この日の取材では、赤ちゃんコアラの顔を見ることはできなかったが、お母さんコアラのおなかの辺りでピクピク体を動かしたり、時折チラリと足をのぞかせたりする様子が確認できた。

平川動物公園によると、タイミングさえ合えば、お腹の袋から顔を出した姿も確認できるということだ。

平川動物公園のコアラ飼育員・村上浩一さんは「1か月ほどしたら外に出てくる機会がもっと増えてくるので、(赤ちゃんが)よく見えると思う。元気に育ってくれることがいちばん。元気にコアラらしく育ってくれればそれだけでうれしい」と話した。

赤ちゃんの名前は一般から募集して決められる。募集期間は4月19日から6月8日までで、動物公園のホームページやFAX、はがきで受け付けられる。
この赤ちゃんの誕生により、平川動物公園のコアラはオス9匹、メス11匹の計20匹となった。2025年の大型連休の頃には、袋から出てママにだっこされる赤ちゃんコアラを見ることができるかもしれない。そのかわいらしい姿を、ぜひ、生で見てほしい。
(鹿児島テレビ)