中国政府はウクライナ当局がロシア軍に参加していたとして拘束した中国人兵士について、「状況を確認中」と述べました。
中国外務省の林剣報道官は9日の会見で、ウクライナ当局がロシア軍に参加していたとして中国人兵士2人を拘束したことについて「ウクライナ側と状況を確認中」と述べるにとどめ次のように指摘しました。「中国政府は常に自国民に対し、武力紛争地域に近づかないこと、武力紛争に関与しないこと、特にどちらかの側にたって軍事行動に参加しないことを求めている」と指摘しました。
また、林剣報道官は、ウクライナ側が更に多くの中国人がロシア軍側で戦闘に加わっている証拠があると指摘していることについて問われ「根拠のない話だ」と答えました。
ゼレンスキー大統領は8日ウクライナ軍が東部ドネツク州で中国人兵士6人と戦い、このうち2人を捕虜にしたと明らかにし中国側に説明を求めていました。