ロシアのプーチン大統領は28日、第二次世界大戦の対ドイツ戦勝80周年に合わせて一時停戦を一方的に宣言しました。
ロシア大統領府の発表によりますと、停戦期間は5月8日午前0時から11日午前0時までの72時間です。
ロシア側は戦闘行為を停止し、ウクライナにも同調するよう求め、停戦違反があれば「適切な対応を取る」と警告しています。
ウクライナのシビハ外相は28日、「ロシアが真に平和を望むのであれば直ちに停戦しなければならない」と訴えました。
アメリカのルビオ国務長官も27日、「今週中にも他の重要な課題に焦点を当てるべきか判断する」と仲介から手を引く可能性を示唆していました。
プーチン氏は国際社会に停戦への前向きな姿勢をアピールする思惑があるとみられますが、停戦が実現するかは不透明です。