岡山・吉備中央町が、ふるさと納税の返礼品のコメを生産者から買い取る際に、代金とは別に「支援金」を支払っていたことが分かりました。

吉備中央町は2024年度のふるさと納税で、1万1000円の寄付に対してコメ15kgを返礼品としていました。

町は生産者からコメ60kg当たり1万1000円で買い取ったうえで、代金とは別に「支援金」として60kg当たり1万円を支払っていたということです。

ふるさと納税の返礼品の調達費用は、法律で寄付額の30%までと定められています。

町から生産者に支払われた代金と支援金を合わせると2万1000円となり、寄付額に対する比率は47.7%で、調達費用の上限を超えています。

町は「支援金は農家を支援する目的で支払っていて、調達費用とは別と考えていた」ということです。

2025年度から支援金の支払いを取りやめています。

岡山放送
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