義務教育を十分に受けられなかった人たちの学び直しの場となる岡山県内初の公立の夜間中学が4月8日に開設され、入学式が行われました。
岡山県内初の公立の夜間中学は、岡山市の岡山後楽館中学校に開設され、10代から80代までの男女12人が入学しました。式では田中光彦校長が「誰もが何度でも挑戦できる学校を目指し、自分らしい花を咲かせられるようサポートします」と激励の言葉を送りました。これに対し新入生の代表が、「学ぶことは生きること、目標に向かって努力します」と宣誓しました。
この後、新入生たちは、教室で初めてのホームルームに臨み、担当教員と対面したほか、新しい教科書を確認しながら、これから始まる学校生活に胸を弾ませていました。
(新入生は…)
「ワクワクしている、あしたからどうなるのかと。みんなと触れ合っていきたい」
「ようやくこの場に立てたと思った。遠足があるようなので、みんなで楽しくお出かけできれば」
(岡山市 大森雅夫市長)
「学びたいという気持ちがにじみ出ていた、ぜひ学んでもらい新たな挑戦をしてほしい」
夜間中学の授業は9日から始まり、新入生たちは3年間ともに学びます。