4月8日、コンゴ民主共和国の大使が北海道大学を訪れ、大阪・関西万博の展示物に最先端のXR技術を導入したいとして、工学研究院の川村洋平教授に協力を求めました。

 コンゴ民主共和国のルクムエナ・センダ大使は、4月から開催される大阪・関西万博のパビリオンで、VRなどの最先端技術を使い、国の歴史や、産出されるコバルトなどレアメタルの資源を紹介したいとしています。

 4月8日午前10時ごろ、大使は北海道大学を訪れ、採鉱工学と情報工学を融合させたスマートマイニングを研究する川村教授に技術協力を求めました。

 大使は写真から鉱山を再現しコントローラーで自由に移動できるVRシアターや、鉱物にタブレットをかざすと動画が流れるAR技術など、最先端の技術を体験しました。

「素晴らしいと思う。ヘッドマウントとタブレットは実現できそう」(コンゴ民主共和国 ルクムエナ・センダ大使)

 スマートマイニングの今後の活用方法について川村教授は

「スマートマイニングを産業に導入して経済性を上げ安全性を上げて、環境を守ることはできるが、開発する人たちに教育していくことが大学の使命と考えている」(北海道大学 工学研究院 川村洋平教授)

 XR技術を使った万博の展示は6月末をめどに検討を進めていくということです。

北海道文化放送
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