この春、鹿児島県内の公立高校には約9000人が入学しましたが、少子化の影響で9割近い公立高校が定員割れとなっていて、学校再編を含めた見直しが大きな課題となっています。
県教育委員会によりますと、この春の公立高校入試は、募集定員の1万474人に対して出願者は8507人で、倍率は0.81倍となり、過去最低でした。
少子化の影響などで、県内の公立高校68校のうち、60校が定員割れのため入試の後に2次募集を実施しています。
2次募集後も60校は定員に達することなく、県内の公立高校の約9割が定員割れで新学期をスタートしました。
こうした状況を受け、県教育委員会は今年度、有識者による将来の県立高校の教育の在り方を検討する委員会を設置する予定で「高校再編や見直しを前提にしていない」と説明する一方で「委員会で議論になる可能性はある」としています。