サッカーJ2・モンテディオ山形は、ホームで2024年までJ1で戦っていた強豪・磐田と対戦。結果は引き分けだったが、良いプレーが随所に見られたゲームだった。

共にボールをしっかりつないで前に出るスタイルの両チーム。最初のシュートは山形だった。
4分、自ら打ち込んだ縦パスのリターンを振り抜いたのは田中渉。
田中はセットプレーの場面でも技ありのキックでスタジアムを沸かせた。

(解説)
「『そっちか』とだまされた。けっこう角度的にキーパーのいない方をねらいがち。右上をねらいがちだが逆にいった」

磐田が得意とするサイドからの攻撃に対しては、右サイドバックで今シーズンリーグ戦初スタメンの川井が、左サイドでは今シーズン新加入の野嶽がシャットアウト。1本のシュートも許さない。
すると、前半の終了間際に山形の決定機。

(実況)
「松原、手を出していった。その後ろ、土居が来た、いいボールだ。ディサロが渾身のヘッド」

(解説)
「今季のよさですね」

前半のシュート数は山形が7で磐田が0。強豪相手に、ホームでたくましさを見せつけた。

後半は、風上に立った磐田が圧力を強めたが、守備陣が体を張ってブロック。
さらにゴールキーパー寺門があわや失点という難しいボールをビッグセーブ。今季新加入、横浜Fマリノス育ちの逸材が新守護神襲名を印象づけた。

試合終了間際には山形にビッグチャンスが到来。

(実況)
「さあ来たぞ! 来たぞ、シュート! 反転シュート、坂本亘基。しかしキーパー阿部の好守に阻まれました。ここで試合終了のホイッスル。0対0、スコアレスドローでした 」

(DF13・野嶽選手)
「負けていない部分はポジティブにとりながら、自分たちのサッカーをして勝点3をとれるように頑張りたいです」

勝利はならずも、カップ戦を含め6戦負けなしの山形。次の試合は9日(水)、ルヴァンカップ・京都戦。

さくらんぼテレビ
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