2024年7月の大雨により酒田市で全壊した住宅などの「公費解体」について、矢口市長は予定通り年内に完了できる見通しを示した。
全壊した40軒の建物の「公費解体工事」をめぐり、酒田市は4月、3つの工区に分け2回入札を行ったが、いずれも入札価格が予定価格を上回り「不調」に終わり、遅れが懸念されていた。
しかしその後、市はそれぞれ最も低い金額で入札した業者と、随意契約として予定価格内で工事が可能か交渉をした結果、契約できる見通しになったという。
これを受け、矢口市長は1日の会見で、公費解体工事は予定通り年内に完了できる見通しを示した。
(酒田市・矢口明子市長)
「このまま進めば当初よりスタートが遅れるが、予定通りの工期で公費解体が完了できると考えている。5月中旬以降に現地確認の立ち合いが始まり、その後に着工と想定している」
一方、2024年の大雨を受け作成中の「浸水マップ」について、被害が大きかった地域には2025年9月ごろに配布する考えを示した。