海外で需要が高まっている和牛の輸出に向けた動きです。新たな買い付け先を見つけようと、フランスのバイヤーが宮崎県小林市の和牛農家を視察しました。
小林市を訪れたのは、フランスの和牛専門バイヤー・CP2Jのギレミン・ジョーダン代表です。
7日は、海外輸出に向けた買い付けを検討するため、創業70年以上の歴史をもつビーフ倉薗の牧場を視察。エサに抗生物質を配合せず、牛を育てていることや、生産から肥育までを一貫して行う飼育体制について説明を受けました。
このあと、レストランに移動し、部位ごとに牛の肉質や味などをチェック。塩やワサビで食べる焼肉に満足げな表情を浮かべていました。
(CP2J ギレミン・ジョーダン代表)
「和牛は輸入したら高い商品になるので、非常に品質の高さが重要になります。」
(ビーフ倉薗 倉薗裕次郎社長)
「反応はすごく良かったと思います。世界の人たちに倉薗の肉を食べてもらいたいという大きな夢があるので、それに一歩近づいたと思っています。」
農林水産省によりますと、去年、日本の牛肉輸出額は約648億円で、過去最高を更新。近年は、フランスでも和牛の認知度が向上し、和牛を使うレストランが増えているということです。