航空会社が連携し、産地から“最速で”輸送する取り組みが始まっています。1日は、初めて北海道から宮崎へ特産品が届きました。
(藤松舞アナウンサー)
「たった今、北海道できのう、採れたばかりのアスパラガスが到着しました」
新鮮なアスパラガスが向かった先は、1日から宮交シティで開催されている「道産品リレー空輸フェア」。
北と南の産品交流を図ろうと、北海道に本社を置く航空会社・AIRDOと宮崎市のソラシドエアが協力して開いたものです。
会場には30日朝、北海道女満別町で収穫されたアスパラガスや、低温でじっくり熟成されたジャガイモ、出来立てのクラフトビールなどの道産品が並びます。
さっそく、商品を購入する人も…。
(アスパラガスを購入した買い物客)
「新鮮な北海道のものが手に入るということで、こういう企画がレギュラーになって宮崎に新しい新鮮なものが入るといい」
目玉商品は「ホッケの一夜干し」。一度も冷凍されていないため、やわらかくてジューシーな食感が楽しめます。
(ソラシドエア運送本部 池田明史さん)
「航空会社のグループで連携することで、最速の手段が選べる。非常に鮮度の高い、劣化のしない魅力的な産品を召し上がりいただける」
通常、北海道から宮崎県まで陸路での輸送だとかかる時間は3日。今回、各航空会社が協力し、商品を産地から直接、空港に運んだり、羽田空港での引き渡しをスムーズに行ったりすることで、最短7時間での空輸が可能になりました。
(ソラシドエア運送本部 池田明史さん)
「今回の輸送を皮切りに、(今後は)毎日のように運べたらと思います」
「道産品リレー空輸フェア」は、宮交シティ1階みやざきサンクスマーケットで5月6日まで行われています。