岡山市中区清水の住宅リフォーム工事業の「フクトヨ」が、3月26日に岡山地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことが民間の信用調査会社の調べでわかりました。
東京商工リサーチ岡山支店の発表によりますと、フクトヨは1965年創業の住宅リフォーム業者で、設立時はガラスやアルミサッシの販売とこれに伴うサッシ加工などを主体とし、ピークとなる1996年5月期には売上高3億9400万円を計上していました。
しかし、受注金額が厳しく、2000年以降は住宅リフォーム工事の比率を高めていきました。2021年に創業者が株式を売却して、事業から撤退後は福岡県に本社を置くグループの下で経営を行っていましたが、債務超過の財務で資金繰りの余裕は乏しく、グループ会社の寿屋タンス店(赤磐市下市)が差し押さえによる資金繰り悪化も影響し、事業を停止していたということです。
負債総額は約2億6300万円とみられます。