鹿児島県南種子町で国の重要無形民俗文化財に指定されている「御田植祭」があり、住民らが古来から伝わる赤米の苗を神田に植えました。
南種子町茎永の宝満神社に伝わる御田植祭では、神事の後、神田で田植えが行われました。
神田では、女性の立ち入りや機械を使った作業が禁じられていて、横一列に並んだ男性や男子児童が、古来から伝わる赤米の苗を植えていきました。
御田植祭に参加した児童
「水が冷たくて寒かった」
「『大きく育ちますように』という気持ちで植えました」
田植えの後は「御田植舞」が奉納され、創作神楽が披露されました。
最後に年に1度、この日だけ食べられる赤米のおにぎりが振る舞われました。
宝満神社赤米お田植え祭り保存会・宮里照夫会長
「子どもたちがお田植えをする姿が一番感動する場面。今後も子どもたちを中に入れて、御田植祭を伝承していく」