障害のある人に周囲を気にせず映画を楽しんでもらおうという上映会が岡山市北区の映画館で行われました。
この上映会は、日常的に医療の支援が必要な医療的ケア児や、病気や障害がある子供とその家族を対象に行われたものです。
主催したNPO法人によりますと発達障がいがある人は感覚過敏で音などに反応しやすいため通常の映画上映より音量を約20%下げて上映され、声や音を出すことや、館内への出入りも自由にできます。
また、医療的ケア児はたんの吸引や点滴などを行わないといけないため、映画館に行くことをためらうケースがあるという事です。会場では約180人がアニメの作品を楽しんでいました。
(訪れた家族)
「普通だったら静かな空間で見なければならないのが映画だが、大きな声を出してもいい安心感がある。すごく迫力を感じていい経験になる」
(NPO法人 AYA 中川悠樹代表理事)
「病気や障害を理由になかなか家族で娯楽やエンターテイメントを楽しめる場が少ないと思うのでこれを1つのきっかけに家族で楽しんでほしい」
この上映会は今後も全国各地で行われます。