自転車のロードレース「ツール・ド・北海道」で起きた死亡事故を受け、大会の安全対策検討会は4月4日、「片側1車線」方式を撤廃するなどの提言をまとめました。
2023年9月北海道上川の上富良野町で、「ツール・ド・北海道」に出場していた当時21歳の男子大学生が対向車線の乗用車と衝突し、死亡しました。
有識者による「安全対策検討会」では、7回にわたり会合を開き再発防止策を話し合ってきました。
検討会は4月4日、1987年の第1回大会から続いていた「片側1車線」方式を撤廃し、ブロックごとに全面通行止めにするなどの提言をツール・ド・北海道協会に報告しました。
「片側1車線」方式はこの大会だけのルールで、国際自転車競技連合は「安全要件を満たしていない」と6回指摘していました。
ツール・ド・北海道協会は「ハードルが高く、2025年の開催は未定」としています。