中国政府はアメリカのトランプ政権による相互関税に対する報復措置を発表しました。
中国政府は4日、アメリカからの全ての輸入品に34%の追加関税を4月10日から課すなどの報復措置を発表しました。
中国は、トランプ大統領が2日、中国に34%の相互関税を発表したのに対し同じ関税率で対抗します。
中国政府はアメリカからの石炭などに15%、原油などに10%の追加関税をすでに課していて今回の34%は「現行の税率に上乗せする」としています。
また、中国商務省はトランプ政権の相互関税措置をめぐりWTO=世界貿易機関に提訴したことを明らかにしアメリカに対して直ちに相互関税措置を撤回するよう求めています。
アメリカと中国、二つの経済大国による関税合戦は更にエスカレートしていて世界経済への影響が懸念されます。