新入学シーズンです。鹿児島・鹿屋市の鹿屋体育大学でも4日、入学式が行われました。そして夕方には、市内のリナシティかのやで、地元の人たちによる新入生歓迎会が行われました。

鹿屋体育大学は、ほとんどの学生が鹿児島県外から入学します。そこで、早く鹿屋の街になじんでほしいと、毎年、入学式の夕方に歓迎会が行われています。鹿屋市と、市内のさまざまな団体が協力して準備していて、このような会は全国的にも珍しいそうです。

2025年度に入学した42期生は、スポーツ総合課程と武道課程に合わせて182人。キャンパスの桜が満開を迎える中、4日午前中に行われた入学式には、新入生や保護者など約500人が出席しました。

入学式では金久博昭学長が「地元の人たちは皆さんを温かく迎え入れ、支えてくれます。大隅をふるさとだと思い頑張ってください」と激励。先輩が学生歌を歌い、新入生を歓迎しました。

そんな入学式が終わったばかりの新入生を待っているのが、この歓迎会というわけです。新型コロナウイルスの影響で実施できない年もありましたが32年前から続く恒例行事です。

鹿児島テレビでは1997年と2000年にも取材していました。当時の会場はホテルの宴会場で、学生と地元の人が自己紹介をして、交流を深めていました。

2000年には、子供たちが太鼓を演奏したりマジックショーがあったりして楽しい時間を過ごしたようです。

この歓迎会のおかげもあってか、鹿屋体育大学と地元のつながりはとても深く、体育大のホーム戦を市民が観戦する「カレッジスポーツデイ」があったり、学生が地元の小・中・高校生にスポーツ指導を行う取り組みがあったりと、学生と市民が触れ合う機会が数多くあります。

2025年度の会場では、特産の鹿児島黒牛やカンパチのほか、「がね」「さつまあげ」といった鹿児島ならではのメニューが用意され、新入生はそのおいしさを味わいながら、交流を深めていました。

これから、鹿屋の地で新しい生活を始める新入生の皆さん、恵まれた環境のもとで練習に励み、それぞれの夢をかなえてほしいですね。

鹿児島テレビ
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