猛暑に対応したコメの生産を推進するため、富山県と農協は、兼業農家が5月中旬に田植えを行えるよう休暇取得の協力を経済団体に求めました。

県と農協は、暑さに弱い主力品種「コシヒカリ」の猛暑対策として、稲の穂が出る時期を最も暑い7月を避けて8月になるよう、5月15日ごろの田植えを呼びかけています。

要請では、県とJA富山中央会の品質対策の担当者が県商工会議所連合会を訪れ、兼業農家がゴールデンウィーク明けに休暇を取得できるよう協力を申し入れました。

*県農産食品課 大田幸夫課長
「稲作期間全体が暑いのでこれまでのコメ作りとは状況も変わってきているので、きれいなコメをつくるのも大変な時代になってきているが、対策の最初のいちばん大きな所として、5月15日中心の田植えをお願いしたい」

令和6年産コシヒカリの一等比率は、去年12月末時点で89.3%と、前の年の同じ時期に比べ41.3ポイント上昇し、大幅に改善しましたが、県と農協は今年も高温に備え、対策の徹底を呼びかけていくことにしています。

富山テレビ
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