この春に高校を卒業した3人の若者が飛び込んだのは、山形市の伝統芸能「やまがた舞子」の世界。4日、入社式が行われた。
(新人あいさつ)
「1日も早く先輩のように素晴らしいやまがた舞子の一員となり、会社発展と山形の観光振興に貢献できますよう、みなさまのご指導・ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます」
2年ぶりに行われた「やまがた舞子」の入社式。
鮮やかな着物をまとい、少し緊張した面持ちで式に臨んだ。
式では、3人の舞子名が披露された。
春のように暖かく、華やかな雰囲気でお客さまをおもてなしできるよう名付けたという「春乃さん」。
人との縁を大切にしたいと、縁という漢字から名付けた「ゆかりさん」。
お客さまとの出会いを大切にし、前向きに羽ばたいて生きていけるよう名付けた「つゆ羽さん」。
「やまがた舞子」は、宴席やイベントなどで山形伝統の唄や踊りでもてなす芸者。
1996年に舞子を社員とする会社を設立し、後継者を育成している。
(春乃さん)
「山形の観光を盛り上げることができるということで、地元に貢献することができるので、やまがた舞子を目指しました」
(ゆかりさん)
「いつも笑顔を絶やさないお座敷の場を明るくできるような舞子になりたい」
新人舞子3人のお披露目会は5月30日、山形国際ホテルで開かれる予定。