サイバー攻撃に先手を打って未然に防ぐ「能動的サイバー防御」導入に向けた関連法案が4日、与党と一部野党によって修正された上で、衆院内閣委員会で可決された。
立憲民主党が提示した修正案は、憲法21条の「通信の秘密」を尊重する規定を明記した他、国会の関与を強める内容などが盛り込まれ、4日の理事会で、与党と一部野党が合意した。
採決に先立ち、4日の内閣委員会に出席した石破首相は、「通信の秘密を尊重し、これを不当に侵害することのないよう、政府として、この法の規定を確実に順守したい」と答弁し、運用を含めて不断の見直しが必要との考えを強調した。