韓国・尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の罷免を判断する弾劾審判の決定が4日に言い渡されます。
「非常戒厳」を宣言した尹錫悦大統領の弾劾訴追案は、2024年12月に国会で可決されました。
その後、弾劾の妥当性を判断する憲法裁判所の弾劾審判が開かれ、尹大統領が国会や中央選挙管理委員会に軍や警察を投入し、議員らの拘束を指示したかなどが主な争点となっています。
こうした中、韓国の憲法裁判所は4日午前11時に大統領の弾劾が妥当かどうかの決定を言い渡します。
罷免された場合は失職し、60日以内に大統領選挙が実施されます。
一方、棄却か却下の場合は、尹大統領は職務に復帰します。
4日は各地で大規模な集会が開かれる予定で、警察は衝突や暴動に備え最高レベルの警戒にあたるとしています。