島根県立大学は、地元で活躍するIT人材の育成を目的にした新しいコースを、浜田キャンパスに2026年4月開設する事を発表しました。
島根県立大学・山下一也学長:
単にデジタル人材を作るだけでなく、島根らしさを持った文系デジタル人材を育成する。
島根県立大学が開設を計画しているのは、地域政策学部の「経済経営・デジタルマネジメントコース」です。2026年4月に、現在の「地域経済経営コース」を名称を変更。企業経営や経済の仕組みに加え、デジタル技術やデータ分析の手法を学んで企業や地域の課題解決にあたる「文系デジタル人材」の育成を目指します。
毎年、一定数の高校生が県外の大学の類似する学部・学科に進学していることや県内の企業や行政の現場でも、デジタル技術を活用できる人材へのニーズが高まっていることを受け、デジタル系の科目を加えることで、若い人材の流出に歯止めをかける狙いです。
新コースの定員は現在と同じ45人で、大学は、名称の変更について2025年7月に文部科学省に届けを出すことにしています。