小浜市内の漁港では、天然ワカメの天日干し作業が始まっています。
若狭湾沿岸では、毎年この時期に天然ワカメの収穫が始まり、海岸沿いや漁港でワカメが天日干しされる風景や、辺りに漂う磯の香りが春の風物詩となっています。
小浜市の宇久でも21日から漁が始まり、漁師たちが朝とったワカメを真水で洗い天日に干す作業を行っていました。
ここ数年は海水温上昇の影響か磯やけも見られ、昨シーズンに比べて収量は少ないということです。
漁師たちは「3月のワカメは柔らかく、4月に比べるとうまみも出ておいしい。村中に広がるワカメの香りが“春がきたなという感じ」と話していました。
天日干しで甘みが増すという天然ワカメ。漁は5月中旬まで続けられます。