天皇皇后両陛下主催のブラジル大統領を歓迎する宮中晩さん会が、6年ぶりに開かれた。

25日午後7時過ぎ、両陛下は宮殿で大統領夫妻を出迎え、皇后さまは大統領夫人とチークキスを交わされた。

6年ぶりに行われた宮中晩さん会には、秋篠宮ご夫妻、愛子さま、佳子さまなど皇族方のほか、石破首相夫妻、サッカー元日本代表の三浦知良選手、歌手のマルシアさんなど、ブラジルにゆかりのある人たち約110人が出席した。

ブラジルとの国交樹立130周年にあたり、陛下は「両国の友好関係がますます深まることを切に願います」と述べられた。

また、陛下は「東京では桜も咲き始め、わが国は今、美しい春を迎えようとしています。お二方の御健勝とブラジル国民の幸せを祈り、杯を挙げたく思います」と述べられた。

初めて出席した愛子さまは、淡いピンク色の装いでシャンパンのグラスを手に乾杯し、「ありがとう」を意味するポルトガル語も交え歓談された。

また、和食が好きな大統領夫妻をもてなすため、両陛下の意向を踏まえ、初めて和食が前菜に取り入れられた。
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