アメリカ政府は、情報部門を統括するギャバード国家情報長官が日本など4カ国を訪問したと発表しました。第二次トランプ政権発足後、閣僚級の日本訪問は初めてとみられます。
国家情報長官室の発表によりますと、ギャバード氏は就任後、初めての外遊として、日本やタイ、インド、フランスを訪問しました。このうち、日本では情報当局の幹部や外交関係者と会談し、日米間の情報協力の強化などを図ったとしています。
また、次回の訪問時には、広島と長崎を訪れ、原爆の犠牲者を追悼するとともに、核拡散の防止と核戦争の回避に対するトランプ大統領の決意を示したいとしています。
ギャバード氏は、過去には防衛費の増額などを行う日本政府の安全保障政策に警戒感を示し、「近視眼的な指導者が再軍備化された日本と再び対峙する事態を招かないように注意しなければならない」などとSNSに投稿し、その後、連邦議会の公聴会で釈明しています。