来月、行われる韓国の大統領選挙で保守系与党「国民の力」は金文洙前雇用労働相(73)を公認候補に選出しました。
国民の力は党員投票などの結果、金氏が党の公認候補に選出されたと3日午後、発表しました。 尹錫悦大統領の罷免に伴い、来月3日に行われる大統領選挙には、革新系最大野党「共に民主党」の公認候補・李在明前代表(60)のほか韓悳洙前首相(75)も出馬を表明しています。
各種世論調査では李在明氏が最有力候補に挙げられていますが今月1日、最高裁が李氏の公職選挙法違反をめぐる裁判で2審の無罪判決を破棄差し戻しとし、逆風が吹いています。
金文洙氏は公認候補に選出された3日の党大会で「李在明勢力の執権を防ぐためならどんな勢力とも強力に連携する」と話していて、今後、韓悳洙氏との間で候補一本化に向けた協議が進むとみられます。