北朝鮮メディアは金正恩総書記が20日各地域で住民たちの統制を担う「人民班」の班長らと会い記念写真を撮影したと報じました。
朝鮮中央テレビは金総書記が20日、行政の末端組織である「人民班」の班長会議に参加した市民らと会い記念写真を撮影したと報じ、その様子を映像で伝えました。
放送された映像ではカラフルな伝統衣装チマ・チョゴリを身にまとい、広場に集まった大勢の女性たちが、金総書記が到着すると同時に両手を挙げ大歓声で迎える様子が映し出されます。
「人民班」とは各地域で数十世帯からなる行政組織で、班長は基本的に女性が務め、転入・転出する住民の管理などを行い、当局への報告を担っています。
金総書記は「人民班は我々の社会制度を支える礎」だと述べ、「党と政府の努力が人民の明るい笑顔につながるため班長が担っている任務は非常に重要」だと強調しました。
班長会議の開催や金総書記との面会を通じ、住民統制を強化したい狙いがあるとみられます。
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