兵庫県の斎藤知事をめぐるパワハラなどの疑惑に関して、弁護士で構成された第三者委員会が結果を公表した。

厳しく問題点を断じたこの報告書を受け、兵庫県議会は、どう判断をするのか?一連の問題の取材を続ける記者解説。

【宮脇健也記者】
極めて「踏み込んだ内容」の報告書を受けて、県議会の議員たちがどのような対応をとるのかが、今後の注目ポイントになる。

つまり、『再び不信任決議案を出すのか』それとも、『法的拘束力のない「辞職勧告」などに留まるのかどうか』だ。

関西テレビ
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■斎藤知事再選し弱腰だった議員が「一気に態度強める」

各会派はこれまで「第三者委員会の結果を見て考える」としてきた。

第三者委員会の報告を受け、さきほどある会派を取材したのですが、「非常に重い報告書だ。元県民局長の懲戒処分の撤回を求める。知事が対応しない場合は、辞職を求めたり、再度不信任も考える」と話していた。

これまでは、「斎藤知事は再選したから…」と弱腰だった議員たちが、報告書を受けて、きょう一気に態度強めたと感じた。

しかし、中には、「知事がどう判断して対応するのかを待ちたい」と慎重な姿勢を崩さない会派もある。

いずれにせよ、踏み込んだ内容の報告書なので、それぞれが何らかの態度表明を迫られる。

(関西テレビ神戸支局・宮脇健也記者)

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