さて、いよいよ大阪・関西万博開幕まで1カ月を切った。
関西テレビ「newsランナー」のスタジオに、160以上の参加国の中から、名乗りをあげてくれた魅力あふれる5カ国の代表者を迎えた。
万博の大きな楽しみは各国の料理。
一体どんなものを万博で提供してくれるのか。取材した。

■ドイツのものは日本とは全然違う…シチュー
国の威信をかけて提供する各国の食べ物。まずはこちらの国。
ドイツと言えば、ビールにソーセージ。…だけではない。
世界のビール博物館グランフロント店:表面にオイルをかけて、焼いてあげるようなイメージで…。
これは、「ドイツ風のカツレツ」だ。
そしてドイツの一押しは…“シチュー”。
日本と異なりスパイシーな風味が特徴だ。

■イタリアのかるーい食感の…ピンサ
続いては…食の都・イタリア。
イタリア料理と言えば…パスタやピザだが、万博で提供されるのは…え?ピザ?
(Q.これ何ですか?)
「こちらはピンサ」
ピザではなく…ピンサ!ピンさとは米粉を使ったかるーい食感が特徴の料理だ。

■温暖化によってイギリス産が有名になった…スパークリングワイン
紅茶とお菓子をたしなむアフタヌーンティーが有名なイギリス。
今回ご紹介するイチオシは、スパークリングワイン。
イギリスは最近、温暖化によってブドウ栽培に適した気候に。
世界でも注目を集めるスパークリングワイン生産地なのだ。

■オランダのおやつの定番…ストロープワッフル
次は「食べ物の名物」と言われてもあまりピンとこない…オランダ。
オランダはおやつの定番、ストロープワッフル。
あま~いキャラメルシロップが挟まれていて、温かいドリンクにのせて、少しシロップを溶かすのが、ツウな食べ方。
オランダ担当者:故郷の味がします。

■キルギスの豊かな自然を感じる…超高級はちみつ
最後はあまりイメージがつかない…キルギス。
キルギスは日本円で1万5000円もする超高級はちみつ。
以前取材で頂いた「newsランナー」の吉原功兼キャスターは…。
吉原功兼キャスター:上品な甘味ですね。まいう~!まいう~。
(Q.パビリオンではちみつが食べられる?)
キルギス担当者:あ~ちょっと難しいかもしれませんが…、でも、頑張って何かをしましょう!頑張りましょう。
パビリオンで試食ができるように検討すると言っていたが、その後、どうなったのだろうか?
どれもこれもおいしそうな各国のグルメだったが、このあとスタジオで試食してその感想をお伝えする。

■取材した各国の食べ物を試食 日本のとは…違う!?
スタジオには、5カ国のグルメをご用意した。
ジャーナリストの浜田敬子さんは、ドイツのシチューを食べている。
ジャーナリスト 浜田敬子さん:日本のシチューとちょっと違うんですよね。いろんなものが入ってて。お肉がとろとろになるまで煮込まれてて、日本のシチューって野菜ゴロゴロですけど、お肉の煮込みみたいな感じ。牛のうま味がぎゅっと。
ビールだけじゃなく、リンゴのワインにも合うそうだ。
ジャーナリスト 浜田敬子さん:なんかね軽い感じ、おいしい。合いますね。

関西テレビ神崎博報道デスクはオランダのストロープワッフルを食べる。
関西テレビ 神崎博報道デスク:コーヒーの上に置いて、温めて割ると…お甘すぎず、結構上品な甘さで溶け具合がちょうどいいですね。

関西テレビの秦令欧奈アナウンサーはイギリスのスパークリングワインを飲んで「すごくフルーティー」と目を見開いて、その味に感動した様子だった。
スパークリングワインといえば、フランスのイメージがあるが、イギリスの担当者は「今900以上のワインの蒸留所はあります。日本は輸出先の世界第2位であります」と話す。

そして、関西テレビの藤本景子アナウンサーは、キルギスのはちみつを食べる。
関西テレビ 藤本景子アナウンサー:おいしい。日本で売ってるのとまた全然違う香りが。鼻の奥にふわーっとお花の香りがします。キルギスの方は、こんな高級なはちみつを結構、日常的にお食べになるんですか?
キルギス担当者:普通です。毎日です。体にもいいし、自然が多い国ですから。
(Q.はちみつの試食について検討中ということでしたが…?)
キルギス担当者:試食は大丈夫!オッケーです。アンテナショップは大阪駅でやりますので、ぜひよろしくお願いいたします。

■色んな世界の国を楽しんで世界一周できちゃう
スタジオのみなさんに行きたくなったパビリオンを選んでもらうことになった。
手元にある札で、行きたくなったパビリオンを示したが…皆さんさきほど、試食した国のパビリオンに訪れたいということだ。
ジャーナリスト 浜田敬子さん:ご飯食べちゃったらね。あとお庭が見たいんですよね。日本の庭園とドイツの循環型の考え方がどうマッチしているか見たいなあと思って。
関西テレビ 神崎博報道デスク:利益供与を受けたんでオランダにしているんですけど(笑)。今、海外行こうと思うと円安があったりとか、航空運賃が高かったりするんですけど、万博行ってもらったら、色んな世界の国を楽しめると思うので、皆さんパビリオンを順番に回ったら世界一周旅行できるんちゃうかなと思います。
ごはんを食べに行くだけでも、その国のお酒を飲みに行くだけでもすごく楽しそうだ。
万博のパビリオンの中に行かないと分からない世界があって、その中に行くだけでも本当に各国を旅するようになっていて、なかなかない機会だと思う。
ジャーナリスト 浜田敬子さん:1日でバーって世界一周ができると楽しいですよね。
ぜひ皆さんには協力して万博を盛り上げていただきたいと思う。
(関西テレビ「newsランナー」2025年3月14日放送)
