歌手で俳優のいしだあゆみさんが3月に亡くなっていたことがわかりました。
「ブルー・ライト・ヨコハマ」が大ヒットしましたし、俳優としても名作をたくさん残しています。
幅広いご活躍をされていたいしださん。
2024年に公開された映画にも出演していました。
歌手で俳優のいしだあゆみさんが甲状腺機能低下症のため3月11日に亡くなっていたことがわかりました。
76歳でした。
いしだあゆみさん(当時59):
今回は山田(太一)先生の本で、普通のお母さん、当たり前のお母さんをできればいいなと思って、撮り終わった後、自分の芝居を見て「わぁおかあさんだ」。見終わった後におかあさんっていう感じのすてきなお母さんを演じられたと思います。
いしださんは2024年に公開された映画「室井慎次 敗れざる者」「室井慎次 生き続ける者」の2部作に出演。
これが俳優・いしださんの最後の作品となりました。
1964年に歌手デビューをした、いしだあゆみさん。
1968年に発売された「ブルー・ライト・ヨコハマ」が100万枚を超える大ヒットを記録。
紅白歌合戦にも10回出場しました。
コーヒー用クリーミングパウダーのCMで使われた「あなたならどうする」も有名です。
プライベートではショーケンこと萩原健一さんとの結婚と離婚が大きな話題となりました。
歌に加え俳優としても確かな演技力が評価され、1986年公開の映画「火宅の人」では日本アカデミー賞最優秀主演女優賞などに輝いています。
テレビドラマ「北の国から」シリーズでは、田中邦衛さん演じる主人公・五郎の妻で純と蛍の母親役を演じました。
訃報を受け和田アキ子さん(74)は、「デビュー当時、本当に本当にお世話になりました。当時私は背が大きいだけでよく先輩にいじめられていましたが、そのときいつも守ってくれたのがあゆみちゃんでした。数年前に一緒にお食事をしたのが最後になってしまいました」とコメントしています。
所属事務所によりますと、葬儀は既に近親者のみで執り行われ、お別れの会などはいしださんの遺志により行われないということです。