ことし1月にロサンゼルスで発生した山火事をめぐって、新たな動きがあった。
大規模な山火事の1つ“イートン火災”について、ロサンゼルス郡やパサデナ市などが電力会社に損害賠償を求める裁判を起こしたのだ。

■17人が死亡 1万棟以上の建物損壊の山火事 裁判に提出された映像
この火事では少なくとも 17人が死亡し、1万棟以上の建物が損壊している。
これは、1月7日の防犯カメラの様子。
住民らが電力会社を訴えた裁判に提出された。

午後6時10分頃、最初の出火の様子が映っていて、 その10分後には、燃え広がっている様子が分かる。
そして、住民が撮影した映像では午後6時25分頃、送電塔の下が燃えている。

■LA群は電力会社の設備が原因で出火と主張 復興賠償はどうなる?
電力会社は、送電は止めていたと発表していますが、 州の調査に対して午後6時11分頃、送電設備の一部になんらかの障害があったと報告していて、ロサンゼルス郡などは電力会社の設備が原因で出火したと主張する。
復興のための賠償を、誰が行うのかなど今後、法廷で争われることになり、電力会社は「法的手続きを通して対応します」とコメントしている。
