岩手・大船渡市で発生した山林火災は、5日から降り続いた雪や雨により、勢いを弱めていますが、今も鎮火には至っていません。大船渡市では、5日未明から雪や雨が降り始めました。

6日午前6時現在は、雨が降ったりやんだりを繰り返していて、午前5時の時点の24時間雨量は27mmとなりました。

大船渡市民:
待望の雨ですよね。どんどんどんどん降ってくれ。

市によりますと、5日は悪天候のため、ヘリを使った空からの消火は行われませんでしたが、地上からは、緊急消防援助隊などが約2000人体制で消火を続けました。

大船渡市では、5日朝の時点で、市の面積の1割近い約2900haの焼失が確認されました。

一方、これまで84棟とされていた建物被害は上空からの映像や現地調査により、78棟と判明したということです。
2月26日に火災が発生してから、3月6日で9日目となりますが、現在も約4300人が避難生活を余儀なくされています。