岩手県大船渡市の大規模な山林火災は発生から3月5日で1週間です。
焼失した範囲は前日より300ヘクタールほど広がって約2900ヘクタールまで達しました。
大船渡市の大規模な山林火災は発生から5日で1週間です。
沿岸では4日夜、15日連続で発表されていた乾燥注意報が解除され、5日の日付が変わるころから雪や雨が降り始めました。
一方で火災は鎮圧に至らず、市内の三陸町付近では午前7時ごろ、山から煙が上がる様子が確認されました。
市によりますと、5日午前6時時点の焼失面積は前日から300ヘクタール増えて、約2900ヘクタールまで達していて、甫嶺地区などに延焼が広がっています。
消火活動は県外からの緊急消防援助隊など約2000人態勢で昼夜を問わず行われています。
火災によりこれまでに男性1人の遺体が見つかっているほか、1896世帯・4596人に避難指示が出されています。
このうち市が開設した避難所や親族の家などに身を寄せている人は、5日午前7時時点で4111人となっていて、市の人口の約13%に達しています。
大船渡市では5日昼ごろから雨が強まる見通しで、6日未明まで降り続くということです。