牛乳を取るために育てられる乳用牛「ホルスタイン」の体格のバランスや姿勢の良さなどを競い合うコンテストが岩手県雫石町で開かれました。
三倉茉裕子アナウンサー
「ホルスタインが審査会場に入ってきました。県で一番の名誉を手にするのは一体どの牛なのでしょうか」
この審査会は県内の酪農家の団体が交流や品種改良の技術向上を目的に50年以上前から開かれています。
会場には県内で飼育されている約100頭のホルスタインが集まり、生年月日や出産経験のある・なしに分けて11部門で審査されました。
コンテストでは骨格の美しさや乳房の張り具合などが評価のポイントになり、審査員は堂々と歩き回るホルスタイン1頭1頭を厳しくチェックしていました。
各部門で1位に輝いた牛にはトロフィーが贈られました。
県ホルスタイン改良同志会 八幡勝幸会長
「経営を豊かにするために牛乳のいっぱい出る牛をつくったり交流を求めたりしながら(審査会を)続けていきたい」
出場した牛たちは岩手の酪農技術のレベルの高さを象徴するかのように美しい姿を見せていました。