嘉手納町議会は12日、常態化する嘉手納基地でのパラシュート降下訓練に対する抗議決議と意見書を全会一致で可決しました。

アメリカ軍は日米合意で例外とされる嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を2023年12月からこれまでに11回にわたって強行しています。

1月28日の訓練では2人一組でパラシュートを使いより難度の高いタンデム降下も実施されました。

嘉手納町議会では12日、訓練への抗議する決議と意見書が審議されました。

嘉手納町議会 基地対策特別委員会 福地義広 副委員長:
今回は1個のパラシュートで2名の兵士の降下が確認されており、回数を重ねるにつれて訓練がより危険なものへと変化している。嘉手納基地でのパラシュート降下訓練は断じて容認できない

意見書と抗議決議は嘉手納基地での降下訓練の全面禁止と伊江島の滑走路が補修されるまで訓練を沖縄県外や国外で実施することなどを日米両政府に求めていて全会一致で可決されました。

沖縄テレビ
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