「さっぽろ雪まつり」で、ちょっと変わった記録にチャレンジする。
カレーパンを8時間で1万個販売するという、ギネス世界記録への挑戦発表会が行われた。
さっぽろ雪まつりで“ギネス世界記録”に挑戦

こんがりキツネ色に揚がった熱々のパン。
中にはじっくり煮込んだ、うまみたっぷりのカレーが詰まっている。このカレーパンでギネス世界記録に挑戦する。
舞台は2月8日の「さっぽろ雪まつり」大通西8丁目会場。
午前11時から午後7時までの8時間で1万個販売することを目指すのは、その名も「北海道まるごとカレーパン」だ。
旭川市出身の下國伸シェフが監修した。
「最高のカレーパンに仕上げたいという思いで、本当に素晴らしいカレーパンが2種類できたと思っています」(下國 伸シェフ)

道産牛ひき肉を焦がし風味のしょうゆだれで味付けした「コク旨ビーフ」と、ホタテを燻製しょうゆだれで味付けした「贅沢スモークホタテ」の2種類だ。
「『コク旨ビーフ』はとてもスパイシーで牛のうま味がしっかりと詰まっています。寒い雪まつりで食べたら温まるのではないでしょうか。『贅沢スモークホタテ』は全然違います。ホタテの味と燻製の風味が広がります。これはこれで北海道らしくて、おいしいです」(八木 隆太郎 フィールドキャスター)

今回挑戦するのは北海道内の生協や農協などで組織する「協同組合ネット北海道」で、北海道産食材の魅力を再発見してもらうことを目的としている。
8時間で“1万個販売”目指す
現在のギネス世界記録は、2023年に愛知県の人気店「パンのトラ」が達成した8時間で8340個。その記録保持者は。

「ギネス側からは、事前に作っておくのはNGだと。チャレンジ期間中に全部揚げて提供するように言われたので、作るのが一番大変だった」(パンのトラ 木原 卓也さん)
7個のフライヤーを同時に使って乗り切った。最大の敵は「寒さ」だという。

「揚げたてで温かくないと、カレーパンのおいしさが半分以下になってしまう。寒い時期で大変だと思うが、ぜひ頑張って作って販売してほしい」(パンのトラ 木原 卓也さん)
もし、記録を抜かれたらどうするか聞いてみたところ。
「また、やるだけかな」(木原さん)

厳しい寒さの中、8時間で1万個。
記録更新となるのか?