台湾のとある線路の横で、“自撮り”していた観光客が列車と接触する事故が発生した。
現場では警笛が鳴り響いていたが、撮影に夢中で動かず、けがをしたという。
またタイでは、列車から身を乗り出してポールに激突する事故も確認されている。
自撮りに夢中で列車に“ドン!”
台湾で2024年12月に撮影されたのは、“自撮り”していた女性が列車と接触する瞬間だ。

当時、現場には警笛が鳴り響く中、列車を背景に撮影を続ける1人の観光客の女性がいた。
女性は脇目も振らず、撮影に夢中な様子だ。

その時、後ろから列車が“ドン!”とぶつかったのだ。
あまりにもショッキングな事故に、周りからは悲鳴も上がっていた。
列車は事故に気づき、すぐに停止した。

一方、“自撮り”に夢中だった女性は、ぐったりとして動く気配がない。
現場では、撮影者とみられる人が倒れ込む女性に、「動いちゃダメ!まだ動かないで!」と必死に声をかけていた。
地元メディアによると、女性は左足を骨折し、その後、病院で治療を受けたという。
夢中で身乗り出しポールに激突…
観光地の鉄道で、いわゆる“映える”動画の撮影中に起きた事故。
実はタイでも2024年8月に似たような事故が起きていた。
こちらでは、走行中の列車の手すりにつかまりながら、のけぞるようにして身を乗り出す人物がいた。

しかし次の瞬間、線路沿いのポールに頭を強打。
列車から落下し、そのまま線路にたたきつけられてしまったのだ。
こうした危険な行為は約60年前から横行していて、タイの国有鉄道はポスターで注意を呼びかけていた。
台湾の事故は、“走行中の列車に近づくのは危険”という、まさにこのような状況で起こっていた。
女性は一命を取りとめたが、列車に約1時間の遅れが出たという。
(「イット!」 1月15日放送より)
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