セーラームーンのグッズがコスメに

女性来店客:
めっちゃかわいい、これ!

大人気アニメ「セーラームーン」で使われるブローチやムーンスティック。

これらの商品は、おもちゃではなく、おもちゃメーカーが作る“大人向け商品”なのだ。
その狙いを取材した。

1990年代に放送された大人気アニメ「美少女戦士セーラームーン」放送から25周年を記念し、来年には映画化されるなど、今なお続く人気。そのセーラームーンの世界で使われるアイテムがグッズになった。

変身グッズがフェイスパウダーに

しかしグッズとは、おもちゃではなく、コスメ。

アニメの中の変身グッズとして使われるこのコンパクトはフェイスパウダーに。

そして変身スティックはチークブラシになっている。

まるでおもちゃのような見た目のこれらのアイテム。

発売しているのは大手おもちゃメーカーの「バンダイ」。実は、バンダイには独自のコスメブランドがあるのだ。

バンダイ ライフ事業部クレアボーテチーム・古澤つぐみさん:
事業拡大のため、それまで注力していなかったF1層(20~34歳女性)をターゲットに弊社の強みであるキャラクター再現の部分を生かせるカテゴリーだと思い新規参入致しました。

バンダイ ライフ事業部クレアボーテチーム・古澤つぐみさん

バンダイは、フィギュアなどの販売で大人の男性の顧客獲得はできていたものの、大人女性の獲得が課題となっていた。

そこで目を付けたのが大人女性の“変身”アイテム。

現代社会で戦う乙女たちに・・・

バンダイ ライフ事業部クレアボーテチーム・古澤つぐみさん:
(キャラクターは)コンパクトやブローチだったりの変身アイテムで変身して仲間のために戦う。社会の中で戦う女性達はコスメを使ってメイクアップして社会で戦うという、そこに親和性があったのかなと。

キャラクターの変身グッズを大人女性の“変身”アイテムで再現したという商品。
セーラームーンを見て育った大人の女性はもちろん、アニメをほとんど見たことがないという世代からも注目を集めている。

懐かしさと実用性で売り上げが約3倍に

女性客A:
「かわいい」の一言しかない。持っているだけでかわいいと思います。

女性客B:
懐かしさもある感じ。戦隊ものとかが好きだった時代の懐かしさもある感じ。
すごくキラキラしていてかわいい。子供に戻った気分。

セーラームーンの「ミラクルロマンス」シリーズの売り上げは2013年の立ち上げから約3倍に。
人気の背景には「潜在需要」の獲得があったという。

バンダイ ライフ事業部クレアボーテチーム・中島未有希さん:
アニメが好きでキャラクターが好き。だけどグッズを集めることには抵抗があるという方々だったり、子供のころステッキやコンパクトを購入してもらえなかった子供達にとって、化粧品という実用品であることと、懐かしいという需要があり、新規顧客の獲得につながっていると考えています。

バンダイ ライフ事業部クレアボーテチーム・中島未有希さん

アニメのグッズを実用品として販売したことで、大人女性の需要を獲得したバンダイ。
今後も強みであるキャラクター再現を生かした商品でさらなる拡大を目指す。

三田友梨佳キャスター:
まさに私はこの世代ですが、感染拡大の影響でマスクをする日常になり、あまりメイクをしなくなったという女性も多いかもしれませんが、この変身アイテムは持っているだけでも気持ちが高まりそうです。

(「Live News α」8月25日放送分)