共同生活を送る5人組の男女が、女性から現金をだまし取った疑いで逮捕された事件で、留置場で死亡した男は短時間で急死したとみられることが分かった。
■逮捕の翌日に留置場で死亡

長野直樹容疑者(47)と妻のえみ容疑者(42)ら5人は、交通事故の賠償金と称して女性からおよそ210万円をだまし取った疑いで16日に逮捕された。

翌日の17日、長野容疑者は大阪府交野警察署の留置場で倒れているのが見つかり、その後、死亡。
警察によると18日、犯罪捜査以外で死因の調査が必要な場合に行われる「調査法解剖」が行われたものの、直接の死因はまだ分かっておらず、調査が続けられている。
■病気による急死か 高度の肥満も確認

医師の所見では、体調に異変が起きてから死亡までは短時間で、急死だったとみられている。
ほかにも、高度の肥満や、急死した際にできることが多い、粘膜の出血による斑点が多数確認されたということだ。
■死亡前「女らに犯行を指示していた」と供述

一方、捜査関係者への取材で、長野容疑者が「女らに犯行を指示していた」という主旨の供述をしていたことが分かっていて、警察は長野容疑者が指示役だったとみて捜査を継続している。
(関西テレビ 2024年10月18日)