「紀州のドン・ファン」こと、資産家の野崎(崎のつくりの上が「立」)幸助氏を殺害した罪に問われている元妻・須藤早貴被告(28)の裁判で、覚醒剤“密売人”が証人として出廷し、野崎氏の死亡前に覚醒剤を女性に販売したと証言した。
須藤被告は、無罪を主張している。
「売ったのは4~5グラム。販売金額は10~12万円だった」と証言
「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家の男性を殺害した罪に問われている、元妻の須藤早貴被告の裁判員裁判で新展開があった。
この記事の画像(11枚)1日、「覚醒剤の密売人」が出廷した。
急性覚醒剤中毒で野崎幸助さんが死亡した事件をめぐり、元妻の須藤被告は、野崎さんに致死量の覚醒剤を摂取させ殺害した罪に問われている。
7回目となった1日の裁判では、パーティションで目隠しされ、検察側の証人として、「覚醒剤の売人」とされる人物が出廷し、「売ったのは4~5グラム。販売金額は10~12万円だった」と証言した。
野崎さんが死亡する直前の2018年4月7日の深夜から8日にかけて、和歌山・田辺市で、女性に覚醒剤を4〜5グラム売ったというのだ。
女性は覚醒剤を受け取る際、「旦那に知られないようにしている」と話していたという。
売買の数日後に携帯電話を解約
検察は覚醒剤の売買があった日に、須藤被告と売人の通話履歴があることなどから、覚醒剤を買った女性が、須藤被告であると指摘した。
須藤被告は、売買のあった数日後に、売人との連絡に使用していた携帯電話を解約していた。
須藤被告は、9月12日の初公判で「殺していません」と無罪を主張している。
10月3日以降も証人尋問が続き、判決は12月12日に言い渡される。
(「イット!」10月1日放送より)
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