5月26日(日)競馬の祭典、第91回日本ダービー・GI(芝・2400m)が東京競馬場で行われた。

最後の直線400mを切って内側を突いて先頭に立った9番人気のダノンデサイルが、1番人気・皐月賞馬のジャスティンミラノの追撃を退け1着ゴール。

4月に行われた皐月賞での競走除外からの雪辱を果たし、2021年に生まれた7906頭の3歳馬の頂点に立った。

2着にはジャスティンミラノ(戸崎圭太)、3着にはシンエンペラー(坂井瑠星)が入った。

騎乗した横山典弘騎手は56歳3カ月、最年長でのGIおよびダービー制覇。東京競馬場に詰めかけたファンの祝福に両手を挙げて喜びを表した。

――おめでとうございました。
ありがとうございます。

――最後素晴らしい脚だったがどんな気持ちで追った
展開は普通か遅いくらいになるだろうと思っていたんだけど、スタートさえ上手く決まれば、行ってもいいくらいの気持ちで出していって、(エコロヴァルツの)岩田君が行ってくれたんで、ちょうどいい感じのポケットに入れて、直線までジーっとできたので、最後はね、よく弾けてくれました。

――ゴールラインを駆け抜けた時の気持ちは
ダービーを勝ったことは嬉しいんですけど、やっぱりね、皐月賞ね。あの時の自分の決断が間違っていなかったんだなあと。厩舎スタッフとそこから立ち上げて、ああいうことがあっても馬はちゃんと大事にしていれば応えてくれるというのが、またすごく馬に感謝です。

――ダービーまでどんなことに気を使った
違和感がない、ちゃんとした攻め馬ができるか、調教師と話しながら、乗せてもらって、組み立てていきました。まだ本当にいい時の走りではないんですけど、まあこの間よりは全然良かったので、自信を持って競馬に挑めました。

――息子の横山武史騎手とハイタッチ
(自分が)一番年長なんでね、息子たちだけでなく、みんなが祝福してくれたので、とてもホッとしました。

――史上最年長56歳3カ月のGI勝利がダービー
まあ、あまり気にしないですけど、本当にGI勝てるということは、乗ることだけでも大変ですし、まさか勝てるなんてね。それに馬に真摯に向き合った結果が結びついてくれたので、もうこの上ない喜びですね。

――今後については
それは、これからまた無事に走ってくれることを願うだけです。

プライムオンライン編集部
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