阿蘇市では約250年伝承されている中江岩戸神楽の定期公演がありました。
この定期公演は、阿蘇市波野中江地区で伝承されている中江岩戸神楽を楽しんでもらおうと4月から11月の第一日曜日に開かれています。
通常は、波野にある中江神楽殿で行われますが、5月の公演はゴールデンウイーク中ということで、多くの人たちに見てもらおうと『道の駅波野』で開かれました。
公演には、中江岩戸神楽保存会のほか、波野小学校の子供神楽クラブが参加。
小学生が神楽の無事を祈る『五方礼始』を奉納し、保存会のメンバーが日本神話を題材にした33座の中から5つの演目を披露しました。
会場には、多くの見物客が訪れ、鮮やかな衣装で舞う神楽に拍手を送っていました。
【見物客】
「わたし大好きなんですよね。太鼓の音に魅せられて、それが始まりでした」
「お仕事と神楽を両立して頑張っている姿にエールを送りたいと思って見ています」
また、『天の〆』と呼ばれる演目では、竹に登った舞い手から餅がまかれ、見物客を沸かせていました。