パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止に向けた交渉が難航しているもよう。

交渉はエジプトの首都・カイロで2日間行われたが、ハマス代表団は5日、指導者ハニヤ氏と協議するためにエジプトを離れた。
再び交渉するため、7日に戻る予定。

交渉をめぐっては、ハマスが求める恒久的な停戦をイスラエルが拒否するなど、双方の溝は埋まっていないとみられ、ロイター通信は、交渉は「決裂寸前」だとする関係者の話を伝えている。

こうした中、イスラエル軍は6日、ガザ地区南部ラファにいる一部の市民を、テントや食料などが用意されたエリアに段階的に避難させると発表した。
ただし、「避難は一時的なものだ」としている。

ガラント国防相は、「ハマスが戦闘休止と人質解放で合意するつもりがなければ、近くラファに地上侵攻する」との考えを示している。

イスラエルとしては、100万人以上の市民を地上侵攻する前に避難させることで、国際社会からの懸念を和らげたうえで、ハマスとの交渉を有利に進める狙いがあるとみられる。

フジテレビ
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国際取材部
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