いわゆる「宗教2世」への虐待について国が初めて行った調査で、アンケートに答えた2世の約7割が「後から当時を振り返って、虐待に当たる状況だとわかった」と回答していたことがわかった。
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こども家庭庁が宗教2世28人に初めて行ったアンケート調査の結果、親の信仰を背景にした体罰などの児童虐待について、アンケートに答えた2世の約7割が「後から当時を振り返って、虐待に当たる状況だとわかった」と回答し、被害に遭っているとの認識を持たずに親から虐待を受けていたケースが多かったことがわかった。
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両親が信者・ナオトさん(仮名)(20)「違和感もあったが、その環境でしか育っていないので、助けを求める発想に至らない。そうした若者を本当に救うために(ガイドラインに沿って)ちゃんと適切な対応をしていただきたい」
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また、「虐待を受けた」と答えた2世の半数が「相談しなかった」と答えていて、家庭内で信仰を背景に起きている虐待被害をどう救うのか、課題が浮き彫りとなった。
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宗教2世問題に詳しい田中広太郎弁護士は、「(宗教2世が)殻の中に閉じ込められているという視点に基づいて、社会が対応していくことがすごい重要」だと述べた。
(「Live News days」4月24日放送より)