人気ラーメン店で起きた泥棒被害。
店から盗み出されたのは、カネではなく意外なものだった。

被害にあったのは、栃木・那須塩原市のラーメン店「白河 手打中華 玲」。

看板メニューは、あっさりとした鶏ガラベースのスープに、コシの強い自家製手打ち麺を合わせた、しょうゆラーメン。
営業時間中には、お客が途切れることのない人気店だ。

7日午前4時半ごろ、仕込みのため出勤した店長は、こんな被害を目撃した。

「手打中華 玲」店主・緑川卓也さん「券売機を見たら、券売機が壊されていて、このお札が入るところですね、鍵の部分。ここのカバーが壊されました」、「(壊された時、お金は?)入ってなかったです」

泥棒に壊されたのは、食券販売機。

お店は、ラーメンを注文する際に事前に食券を買うシステムのため、営業時間中は食券販売機の中に売り上げが入っているが、泥棒が店に入ったのは営業時間外。

売り上げは回収済みで、現金が盗まれる被害はなかったという。

売り上げを狙った泥棒だとすれば、狙いは外れたように思えるが、店長は「(泥棒は)プロの方がやったのかなと思います。外から割られた感じですね。警察の方が言うには、細い鉄の棒かなんかで突っついて、鍵を押したみたいな」と話す。

大通りから見える店の正面ではなく、反対に回り、特殊な方法で裏側の窓を割って店に侵入したとみられる泥棒。

人目を避けるだけでなく、防犯カメラを避け、“あるもの”を盗んでいくためだった可能性も。

「手打中華 玲」店主・緑川卓也さん「(防犯カメラには映っていない?)映ってないですね。電源が切られちゃってたので...」、「(カメラはこの1台だけ?)1台だけですね」

店の正面側に向けられた防犯カメラ。
裏側から侵入した泥棒は、そのカメラに映ることなく電源を抜いていたとみられる。

事前に店内の状況を把握していた可能性も。

さらに泥棒が侵入後、店から唯一なくなったのは、防犯カメラの映像が残された記録メディア。
侵入の痕跡を消すために盗んだのだろうか。

警察は、窃盗事件とみて捜査している。

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