今シーズンこそサッカー・J2昇格を目指すFC今治で、地元の選手が育成組織からクラブ史上初めてトップチームに昇格した。期待の生え抜きの選手がまず狙うのは、ピッチに立つこと。「目の前の相手に絶対負けない」アグレッシブなハートで、J1で戦うことを目指す。
期待の高卒ルーキーがFC今治に入団
2023年11月、明治安田J3・FC今治の入団会見に臨んだ馬越晃選手。
地元、愛媛・今治市出身で、FC今治のユースチーム、U-18出身の高卒ルーキー。育成組織からのトップチーム昇格は、クラブ史上初めてだ。
FC今治・馬越晃選手：
今までこのクラブに育てていただいたので、今度は自分が貢献できるように精一杯頑張ります。そして、このクラブでたくさんの歴史を作りたいと思います
馬越選手は兄の影響で小学1年からサッカーを始め、小学4年生の時にFC今治のアカデミーに入団。各年代の中心選手として活躍した。高校2年生の時にはJリーグの試合にも出場したFC今治、期待の生え抜き選手だ。
馬越選手について、FC今治アカデミーの渡辺憲司グループ長は「ボールを奪う力や前に運ぶ推進力が持ち味」だと語る。
重要なポジションを担う馬越選手
馬越選手のポジションはミッドフィルダー。試合では、攻撃と守備の両面で高い技術と運動量が要求される。
FC今治・馬越選手：
自陣ではボールをさばいたり、攻撃では前線に絡んでいくということが求められています。ボールを奪って前に運んでいくっていうのは自分の強みだと思っています
目まぐるしく攻守が入れ替わる中で、相手の攻撃の芽を摘み、チャンスメイクも担う重要なポジション。状況に応じた判断力が欠かせない。
FC今治・馬越選手：
やっぱり正解がない。自分で考えて相手を見て判断するというのは、やっぱり奥深いなと思います。周りを見て味方とつながる。あとは判断スピードだったり、まだまだ足りていないところがあるので、そこは身につけていきたい
「目の前の相手に絶対負けない」
競争が激しいプロの世界。その厳しさを肌で感じながら、さらなるレベルアップを目指す原動力はサッカーと向き合う姿勢だ。
FC今治・馬越選手：
目の前の相手には、絶対負けたくない思いでやっています
「目の前の相手に絶対負けない」アグレッシブなハート。まずは今シーズン、ピッチに立ってJ1で戦う夢を描いている。
FC今治・馬越選手：
ピッチに立って活躍できる姿を見せられるように頑張りたい。FC今治で育ってきたんで、ここから中心選手になって、J1でこのチームで戦いたいと思っています
FC今治とともに成長してきた期待の新星は、誰よりも光輝くJリーガーを目指して走り続ける。
（テレビ愛媛）
