林官房長官は27日午後の記者会見で、小林製薬が製造した紅麹を原料とするサプリメントの健康被害をめぐり、小林製薬がサプリメントに「未知の物質が見つかった」と説明したことについて、「未知の物質との用語は、小林製薬が製造上、想定されない物質が見つかったことを指して未知の物質という用語を使用したと承知をしている。これまで世の中で発見されていなかった物質が新たに生じたという意味ではないと聞いている」と述べた。
その上で、「現時点で原因物質の詳細は不明だが、小林製薬による原因究明の取り組みに加えて、今般の事案の重大性に鑑み、厚生労働省においても、国立衛生研究所と連携しながら、直接小林製薬から技術的な詳細のヒアリングを開始していて、製品の分析を含めて今後さらなる原因究明に向けた取り組みを進めると聞いている」と強調した。